ススキノ物語・・・9話、競馬新聞販売員
ススキノの一角に競馬新聞を発売する会社があった。
関係者(友人)の家は私の会社寮の隣であったことから家族のような付き合いがあり、麻雀で少ない小遣いをむしりとられていた。
翌日、奥さんがこれはぽんさんのお金でしよ。と言っていつも返しにきた。
私は遠慮することなく受け取っていました(笑)
彼は
獣医師でもあるが、競馬新聞(ダービーニュース)の北海道販売権を持っていた。
会社はススキノにあり、時々飲み屋街を引き回されていました。
札幌競馬が開催中、千歳空港へ東京から送られて来たダービーニュースの新聞を受け取りに行くのが私の仕事。正式には副業である。その新聞に色鉛筆で◎や〇、△を付けるのも私の仕事。当時◎や〇、△の意味はわからなかった。友人の指示通りやっていただけ。友人といっても歳は離れていた。
勿論競馬場で新聞を売るのも私の仕事。正業は土曜日半ドンですが、バイトの新聞売りは朝から競馬場に立っていた。
ここまで落ちぶれるとどっちが正業なのか分からない状態。本社は東京で私は札幌支店勤務。支店には所長の他8人よりいなかった。
当時の会社は計器用変成器の専門メーカーであった(28歳の時、技術提携していた今の会社へ引き抜かれる)。
土曜日はいつもお客さん回りと詭弁を使い競馬場通いをしていた。ところが、新聞を売っていた私の顔がテレビニュースで全国に流れてしまった。
最悪な事に、ニュースを社長が本社で見ていた。見たことのある顔だがまさか私だとは思わなかったらしい。でも、確認のため関係部署から支店に電話が入った。
それで何もかも全てがばれてしまった。
所長は本社に呼ばれ事情説明したが、説明にならなかったらしい。
何しろ、勤務時間中に社員が競馬場でダービーニュース新聞を売っていたのですから。
これで、私は不良社員の烙印をおされた。
数年後、技術、業務提携先会社から、有りがたい話が舞い込んできた。私に来て欲しいと言うことでした(新規事業担当)。社長はこの機会を逃してなるものかと、イの一番で、おっぽり出す返事をした。いつも笑顔を見せたことのない社長が違う用事で支店にきていた。
私が呼ばれ、こぼれるような笑顔で次のような条件を出してきた。
①勤続は今までの年数を引き継いでもらうことにした(退職金に影響)。
②年収は今より若干UPになる(組合の反対により現状維持)。
③落ち着くまで現在の寮に入っていても良い。
④仕事内容は主に当社の仕事(計器用変成器組立)を引き継ぐことになるので、分からないことがあれば何なりと言ってほしい。などである(笑)。
新規事業についてはその内ブログに載せます。これは若造にとって大変な仕事でした。
ISO認証取得事業ですから作業標準や作業手引書の作成はすべて国際規格。さらに原価計算し3%以上の利益を確保、部品は殆ど北海道で調達することから競争見積もり等。ちなみに私はISO認証取得内部監査員です。他に外部監査員もいますが、我々には無理。
先行きに暗雲が垂れ込めていたので。イの一番でOKの返事。
ススキノ物語は今回で完了ましたが続きを書くかも?
お付き合い下さりありがとうございました。
12月ラン&ウォーキング日記
94ヶ月連続75万歩
以上に挑戦
(既に達成した100万歩連続60ヶ月含)
2021年12月5日
累計歩数
130.522.910歩
距離 約104.418km 、地球一周約4万kmとし2.61046周
①12月の目標 75万歩1日2.4000歩(20.0km)
②12月5日の実績28.219歩(22.6km)
③12月トータル148.865歩(119.1km)
達成率19.8%
今日も皆様へ素敵な1日が訪れますよに
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