熊の話し
函館市鱒川町の山奥に美しい姿をした三森山(842m)がある。ここは熊の住みか。
ワシの爺さんはマタギ、村田銃で毎年数頭の熊を獲っていた。
子供の頃、村田銃の獲物を狙う飛距離は50mくらい。
村田銃は単発ゆえ、一発で仕留めないと、二発目の玉を仕込みしてる間に10mくらいまで突進してくる。ここで確実に命中しないと熊に襲われる。
これは冬季間以外の狩り。
冬季間は雪が3mから4mも積もるので冬眠の熊は簡単に仕留めることができる。
熊の習性を上手く利用した狩りになる。
秋の内に冬眠する穴を見つけて置く。
降雪期に入ったら、冬眠している穴の前に丸太を数本打ちこむ。
熊は、手で物を外側へ送り出す動作はしない。
手で丸太を自分の穴の方へ引っ張る動作をするので、出てこれない。
そこを狙いすませてズドーンと一発。
この当時熊肉は貴重なたんぱく源、貰ってよく食べた。
血も飲まされたが、美味いとは思わなかった。
鉄砲玉は爺さんが型に鉛を流し込み自分で作っていた。
村田銃を一度だけ中学生の頃打たせてもらったが、肩に強い反動がきたのを覚えている。
銃は今まで、2回撃ったことがある。
サイパンへ研修に行った時38口径のピストルを撃ったことがある。
人の形をした紙の心臓部に当てれば成績が良いけれど、ワシはこのようなエゲツナイ競技は嫌いだ!
点数出たがあんまり良く覚えていない。
爺さんの話しに戻して。
この爺さんはシベリヤ収容所帰りでロスケと呼ばれていたが、直接ロスケと言うと半殺しにされる。自分からシベリアの話は絶対しなかった。
当時、話さないのは、捕虜にされたことが恥と思っていた。
シベリヤ収容所に抑留され死亡した者は5万人とも6万人ともいわれている。
目の前で倒れ死んでいく多数の抑留者を見ているのですから、何も語りたくない心理はわかる。
話しは熊に戻して。
熊と突然遭遇した場合。
勿論、鉄砲は無し、この時は熊の習性を利用し逃げる手がある。
熊は前に障害物があれば、それを払いのけてから襲う習性がある。
長さ3mくらいの直ぐ折れる小枝がベスト。
熊と対面した時、熊の前に小枝を出す、熊はこれを手で払い、目の前に小枝がある内は襲うことはない。
なくなったら、どうするかって?
一目散に逃げるてもあるが、熊はすこぶる速い。
熊から視線を離さない。にらめっこ、この方法で撃退した兵もいる。
我が家の町にも時々現れることから、熊の出入り口かは頑丈に柵をこしらえている。
前方は高速道路下のトンネル、普段使用しないことから野生動物の通路となっている。勿論ヒグマの通路でもある。
至るところに看板が
ラン&ウォーキング日記
8月の目標
113ヶ月連続75万(600km)以上に挑戦(既に達成した100万歩連続60ヶ月含)
2023年8月16日
累計歩数
146.052.113歩距離
約116.842km
地球1周4万キロとして2.92104周
①8月の目標 75万歩1日25.000(20.0km)
②8月16日の実績28.644歩(22.9km)
③8月トータル462.714歩(370.2km)
達成率61.7%
今日も皆様へ素敵な1日が訪れますように!
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