密漁するな
若き頃、キャンプグループを作っていた。夏は海、秋は湖。メンバーは女性5人、男性8人くらい。
その日は積丹半島の岩場にテントを張った。場所は積丹半島のどこかはっきりしなかった。が、後で調べたら島武意海岸であった。人はあまり来た形跡はなかった。あれば、海岸にゴミの一つや二つあるはず。
島武意海岸トンネル
二人が並んで歩けるぐらいの幅のトンネルは、島武意海岸を望む
おすすめビューポイントへの入り口。暗いトンネルを抜けると、明る
いシャコタンブルーの海が目に飛び込んできて、絶景が一気に広がります。
しめた!今日はやるぞ。と意気こんだのは私だけでない。みんな潜りのプロみたいなヤツばかし。素早く偵察に潜ったヤツがいた。そいつの話しだと深いところで10mはあるという。海底も岩場で獲物がうようよ泳いでいると言いながら、海パンから獲物を出して食べている。
アワビ1個でも取れば密漁になることから、作戦は念入りに行われた。夜は海で絶対ライトを使わないこと。パトロール隊に見つかったら、獲物を海底に捨てて陸に上がること。この場所は崖方面に注意すること等が決定事項。
すでに我々は明るいうちから潜り獲物を取っていた。
突然崖の上から声がした「おまえらそこで何をやっている」見たらお巡りさんが2人こっちへ走ってきた。すぐ、我々が潜っていた岩の上に立った。
お巡りさん:「おまえら何をやっている、早く上がりなさい」
我々は作戦通り獲物を捨てていた。その行為は岩の上からよく見えるのだ!
お巡りさん:「何を捨てている、早くあがりなさい」
お巡りさん:「お前、今そこに何を捨てた。早く上がりなさい」
お巡りさん:「お前ら、言ってること分からんのか、早く上がりなさい」
我々は全て投了し、陸に上がった。
ちょっと来いと言いながら、テントのそばに着いた。
ここで、お巡りさんは漁師の宝を取ってはダメだとか、ながながと説教を始めた。お巡りさんは証拠を握った訳でもないから一般論より言わない。
ここで、初めてオレがしゃべった。お巡りさんは誤解をしている。俺たちは海へ潜って遊んでいただけだ。札幌から遥々犯罪を犯しにくるバカがいるか、折角皆して楽しんでいるのに文句を言われる筋合いはないと啖呵を切った。
その時である。足元で捕獲した獲物が動いているのだ。やばい、なんとかしなくては。見つかったら何と答えようか、とっさに浮かんだのは。散歩にきてんじゃないとか、写生しようと思って数個捕まえたんだよとか、理由にならない理由を考えていたら。
老練お巡りさんは、分かった。事故のないように楽しいキャンプをしてくださいと、言って去っていった。
この時、逮捕されると思った。悪いことはやるもんじゃないですね。それ以降のキャンプでは法を犯す行為を絶対しないことを決めた。
ラン&ウォーキング日記
9月の目標
114ヶ月連続75万(600km)以上に挑戦(既に達成した100万歩連続60ヶ月含)
2023年9月16日
累計歩数
146.895.896歩
距離 約117.517km
地球1周4万キロとして2.93792周
①9月の目標 75万歩1日25.000(20.0km)
②9月16日の実績27.874(22.3km)
③9月トータル447.653歩(312.7km)
達成率52.1%
今日も皆様へ素敵な1日が訪れますように!
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