aoiumiのブログ

その日の出来事を書いていきます。

汐首岬へ50キロのラン&ウォーキング

函館市汐首町汐首岬無線中継所には野生馬がいると言う、噂を聞いたので行ってみることにした。野生馬は元は家畜として飼われていたものが、利用価値がなくなり、人間の都合により捨てられ野生化したものである。少し離れた南茅部町にも同じように捨てられ野生化した馬がいると言う。


8月12日、午前5時に函館市鱒川町の家を出た。汐首町までの距離は約25キロとし、往復50キロの計算で食料、水など約6kgの荷をリユックサックに背負い恵山国道296号線を根崎町→志海苔町
→石崎町→小安町→汐首町と目指した。



志海苔町からは前方にうっすらと汐首岬が見える。近く見えるが、まだ17キロある。海は波もなく穏やかであった。この海域は日本3代昆布(利尻昆布、日高昆布)の一つと言われる真昆布の漁場でもある。



汐首町に着いた。地元の人に汐首無線中継所へ登る入口を訪ねたが、教えてもらった道は廃校で行き止まり。違う人に聞いたところ大分違っていた。親切に車で送ってくれると言ったが丁寧に断り、ようやく入口を見つけた。



入口はゲートで閉ざされていたが、注意書きの電話番号に電話し中に入った。中継所の標高は約654m。



道は簡易舗装されているが、手入れをしたようしは無く雑草がボウボウと伸びていた。



早くも野生馬の糞が落ちていた。



中腹辺りに汐首灯台へ続く道がある。中央前方に小さく見えるのが灯台かも?



無線中継所がはっきり前方に見えてきた。この辺りは年中強風が吹き荒れているせいか、樹木は育っていなかった。8合目辺りから森林限界地帯かも知れない。



野生馬がいた。数えたところ32頭、仔馬が3頭。冬になると、雪は飛ばされ、エサの雑草は幾らでもある。然し、強風の吹き荒れる真冬日に仔馬はどのようにして寒さを防ぎ生き延びているのか、相当厳しいものがあると思う。実際、仔馬の死骸を見つけた。近づいて見たかったが、オス馬とみられる4,5頭の馬が私を睨み、今にも襲いかかろうとしているように見えたので50m近づいて退散しました。お馬さんは安心したのか、草を食べたり、Hをはじめました(笑)。



私が意外に思ったのは、野生馬は道産子馬でなく農耕馬(馬車馬ともいう)であったことです。


はるか向こうに恵山が見える。



無線中継所の塀は最悪な自然環境にさらされ朽ちている。



野イチゴの群生地を見つけて一休み。勿論試食しました。とても美味しい。



汐首町についいては横溝正史の推理小説が頭にこびり付いて、良い印象を持っていませんでしたが、4,5人よりお話をしませんでしたが、素朴でとても、感じのいい人たちでした。


家に着いたのは15時、10時間の旅でした。