世界最悪なトイレ・・・1
石田ゆうすけ「いちばん危険なトイレといちばんの星空」より引用
その1
アラブ諸国やアジアでは用便後、紙を使わない。
左手の指と水で尻を洗うのだ。
モロッコに入り、すぐ店に入りサンドイッチをオーダーした。
だが、すぐあることに気付き、店主の左手に注目。
オヤジは尻を洗う左手でフランスパンをぎゅっとわしづかみにした。
肛門をぬぐったばかりかも知れない左手の指も臆することもなくグィと突っ込んでパンを開き、中にクリームチーズを塗った。
オヤジに気付かれないようににおいを嗅ぎ、エィとかぶりついたが味は特段かわらなかった。
その2
ベトナムのトイレ
ないのだ。ないんだよ。
宿のオヤジは申し訳なさそうに答えた。
建物の裏手に広がる草むらを指差した。半信半疑で行って見ると、いろんな色形のものがごろごろ転がっていて、壮絶な眺めであった。
その3
ウズベキスタンのトイレ
ある田舎でのこと
食堂でメシを食べた後、店主にトイレの場所を聞くと、外だという。
草原にぽちんと建ってる小屋が見えた。「え?まさかあれ?」
子供が枯れ木を集めて作ったような粗末な小屋だ、風が吹けばばらばらに分解しそうな雰囲気。
おそるおそるそこに近づき、思い切ってドァをあけると、ぶあん、と猛烈な悪臭が爆風のように顔に吹き付け、髪が跳ねあがった。
その臭いは鼻が曲がるところでなく、痛烈に目に来た。
玉ねぎを切っている時のように、涙がにじみ出てきた。
そして、薄目からその光景を見た時、限界がぐらり、とゆがんだ。
床には幅30センチぐらいの長方形の穴があった。そのすぐ下にはコールタールのような黒い液体が油田のようにたまっている。
液体はすでにあふれている、糞尿の大海原に板きれで作ったイカダが浮かんでいる。
ぼくは用を足すどころか、小屋の中に足を踏み入れることさえできなかった。
その4
トイレのチャンピオンは中国
中国では宿の廊下や、電車の通路、といった公の場に平気でタンを吐く。公のシャワー室ではおくすることなく立つションベンをする等、大陸的なおおらかさがある。
そこでトイレ、都会のトイレは改善しつつあるが、田舎のトイレには迫力がある。
地面に干しレンガを積んで四方を囲っただけ、もちろん屋根はない。
囲いの中に入ると、広さは6畳ぐらい、その中央に車1台ぶんぐらいの竪穴が掘られ、そのなかは糞尿特大プールといった壮絶な眺めだ。そして、その上には細長い板が4枚ほど渡され、それが足場。
ウンコする時はその板に片足ずつ乗せ、綱渡りのようなスリルを味わいながら足す。しかも板は固定されているわけでない。穴のふつの土の上にのってるだけだ。だからぐらぐら揺れる。
そのうえ混んでるときは1枚の板を隣の人と共有することになる。足を踏み外すと魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界へ真っすぐら。
ラン&ウォーキング日記
8月の目標
113ヶ月連続75万(600km)以上に挑戦(既に達成した100万歩連続60ヶ月含)
2023年8月5日
累計歩数
145.740.733歩距離
約116.593km
地球1周4万キロとして2.91481周
①8月の目標 75万歩1日25.000(20.0km)
②8月5日の実績37.597歩(30.1km)
③8月トータル151.334歩(121.1km)
達成率20.2%
今日も皆様へ素敵な1日が訪れますように!
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